8月 21日, 2023年
基本的に小さなお子様連れファミリーの入店はお断りしている。 それは僕が子供嫌いだからではなく、逆にお子様がこの店を好きになれる筈がないから。 大人が大好きな落ち着けるゆったりとした雰囲気のある空間がお子様も好きかというと決してそうではない。...
8月 15日, 2023年
酸っぱくない珈琲はどれですか? よく聞かれる。 もともと果実である珈琲で、その特徴を引き出そうとするとアシディティはすごく重要な要素。 酸味というと大雑把過ぎるけどフルーティな果物のような酸味は珈琲の甘さを増幅させる重要なテイストで、これを一度味わうと病みつきになるんだけどね。...
7月 29日, 2023年
カウンター席からの風景。 決してブランドになるような景色ではないけれども、いつも変わらない常磐色の風景が広がる。 季節で変わっていくのは空と風。 今は夏の雲が広がる。 冷房の効いた店内で、こんな景色を眺めながらこだわり抜いた珈琲を飲む。 たまにはそんな時間があっても。
7月 11日, 2023年
取り除いた欠点豆。 農産物なので、たとえ市場に出回っている量が僅か数%のトップスペシャルティビーンズであったとしても銘柄により10%~20%は虫食いだったりカビだったり割れ豆だったり発酵だったり枯れ豆だったり様々な欠点豆が混入している。...
6月 09日, 2023年
この時期から秋までは湿度との闘いです。 湿度70%を超えると生豆が黴たり発酵が始まったりします。 常に安定した味の再現に必要なのは焙煎技術だけでなく豆の管理がとても重要。 24時間エアコンを効かせたミニ倉庫で安定した温度と湿度をキープ。そこで焙煎前の生豆も焙煎後の珈琲豆も保管しています。...
2月 14日, 2023年
ペーパードリップ、サイフォン、ネルドリップ、フレンチプレス、メタルメッシュ、セラミックドリップ等々、珈琲を淹れる器具は様々でペーパードリップ以外は結構マニアックになってしまうけれど、どの器具を使おうが正しい抽出をすればほぼ同じ味を作ることができます。(フレンチプレス、メタルメッシュ、セラミックは別)...
1月 07日, 2023年
美味しい珈琲をお客様にお飲みいただくためのツールのひとつ、窒素ガス。
世界に僅か数パーセントしか出回っていないトップスペシャルティ珈琲も酸化させたら台無し。珈琲は本当にデリケートな飲み物で、空気に触れれば当然酸化するし、冷蔵庫内の小さな蛍光灯の光でさえ酸化する。
酸化すると口の中でザラザラしたような苦味や酸味を感じるようになる。自宅にワインセラーを持つくらいのワイン好きは必ず窒素ガスジェネレーターを持っていて、飲みきれなかったボトルにガスを充填しコルク抜きたての味をキープする。
同様で、僕は大事な珈琲から空気と光を完全シャットして味を守る。多分、歴然とした味の違いを分かっていただけると思う。
10月 03日, 2022年
札幌ドライカレーに続き、南インド風海老トマトカレー始めました。 ココナッツミルク・ドライトマトのコクと爽やかな酸味が海老との相性抜群です。 仕上げにマスタードシードでスパイスを整え、生クリームでまろやかさを出しました。スープカレータイプです。 こちらは完全予約制になっております。2日前までの予約をお願いいたします。
9月 01日, 2022年
お客様にお出しする珈琲に一切の妥協はしない。それは仕入れた生豆の管理から始まり、焙煎し、お客様の口に入るまで、他のカフェでは絶対に真似できない工程を踏む。
それぞれの豆に猛烈な思い入れがある。語れば原稿用紙うん百枚になるだろうその思いをメニューにはわずか2~30文字で表現している。その短い文言でもお客様はよくお読みくださり、オーダーしてくださる。
思いが伝わってほしい。そんな気持ちで一杯の珈琲を精魂込めて抽出する。
「飲みやすい珈琲はどれですか?」本当に困るご質問。返答のしようがない。
聞く以上飲みにくい珈琲を体験しているのだろう。だとしたら先ずはどんな珈琲を飲みにくいと感じているのか情報が必要だよね。苦みが苦手だからマイルドなタイプとか。フルーティなアシディティが苦手だからそうではないタイプとか。そういうことならいくらでもお答えできるけど。一人で運営しているから行き届かないこともある。足りないかもしれないけれど精いっぱい情報は発信している。なかなか伝わらないようだけれど。
9月 01日, 2022年
あえて止めてある。12時を過ぎると全てが変わる。午前が午後になり、今日が明日になり、今年が来年になる。せめて、この店にいる時くらい時間を止めてほしい。おいしい珈琲とJAZZを楽しみながら自分の大切なSomeThingに思いを傾けてほしい。